竹は斜めに切るのか まっすぐ切るのか 【竹ろうそく(灯り)こぼれ話2】
先日行われた東光寺(静岡市清水区横砂)の除夜の鐘の際に境内を照らした竹ろうそく(灯り)で今回は新しい取り組みに挑戦をしました。
※除夜の鐘と竹灯りについてはこちらをご覧ください。
それは竹をまっすぐ切ることです。

これまで
「竹を切って飾るなら斜めに切る」
と信じて疑わず、苦労をしながら斜めに切っていました。

しかし、同じように竹に灯りをともす取り組みをしているものを調べていたときに竹を斜めに切らずに飾っているものを見つけ、その姿が美しかったので今回は垂直に切った竹も用意をしました。
山門から本堂までの道に垂直に切った竹、本堂の正面は斜めに切った竹を用意しました。

垂直に切った竹も美しく、斜めに切った竹も美しかったです。
しかし同じように美しいわけではありません。
それぞれが美しい姿でした。
この美しさについて、一緒に作業をしてくださった方の説明がとても分かりやすかったです。
「垂直に切った竹は360度どこから見ても灯りが見えて美しいね。斜めに切った竹は正面から見ると美しいけど後ろから見ると灯りが見えないね。」
この言葉にヒントを得て、
いろいろな角度から見られる参道には垂直に切った竹を
正面か見ることを想定した本堂には斜めに切った竹を配置することにしました。
「竹を斜めに切らなくてはいけない」という思い込みを捨てることで、新たな一歩を踏み出せた気がします。
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