絵葉書法話 69芥納須弥【芥に須弥を納る:かいに しゅみを いる】

比べない
400年前に地球が磁石だと発表したら変な目で見られた。
今は子供でも方位磁石を勉強し、地球が巨大な磁石だと知っている。
大きな山を小さな粒の中に入れることを意味する芥納須弥。
自分の持っている常識を大きく転換することで真実が見えてくる。
400年程前に地球が巨大な磁石のようなはたきをすることが明らかになった。
400年が経ち、今では小学生でも方位磁石についても勉強をし、地球が巨大な磁石のような働きをすることを知っています。
小さな芥子(けし)の粒の中に、仏教世界の中心に高くそびえる須弥山(しゅみせん)を入れる。
と直訳できる芥納須弥は、
大小や高低などの相対的な比較を断ち切った、自由自在な心を表現する言葉です。
「地球は大きい、磁石は小さい」といった比較せず思い込みを捨て去り自由な発想を信じて突き進んだから真実の姿が見えたのです。

芥納須弥【芥に須弥を納る:かいに しゅみを いる】 臨済録
小さな芥子(けし)の粒の中に、仏教世界の中心に高くそびえる須弥山(しゅみせん)を入れる。
大小や高低などの相対的な比較を断ち切った、自由自在な心
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