絵葉書法話 76 【賓主歴然:ひんじゅれきねん】

子供のことを想い理解し受け止める人を親と呼ぶ。
子供が苦しむ姿を見て、代わりたいと願っても代わることはできない。
親は子供になれないが、親になろうと努力することができる。
親になりきるために子供の気持ちに寄り添う。
その気持ちが親を成長させている。

賓主歴然 【ひんじゅれきねん】 臨済録
「賓主」は客と主人、「歴然」は明白なさま。主と客とが明確に分かれていて、互いにそのあり方を侵さないこと。
主人の本分、客の本分を全うしようとするならば、主人も客も、お互いの立場、役割というものを十二分に理解することで、客は客となり、主人は主人となる。
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