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保育園児の坐禅体験 【年長・年中組】 第7回

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「これは誰でしょうか??」

園児
「お釈迦様!」「和尚さん!」「怖い顔の人!」


「おしいなぁ、この方はみんなが知っている達磨様【だるまさま】だよ!」

園児
「えー、丸くないよ!」


「そうだね、よく見て!足もあるよ。
みんなが知っている達磨様と違うけど、こちらも達磨様だよ。
すごく昔の和尚様で、今日もみんながした坐禅の素晴らしさを教えてくれたんだよ!」



10月に坐禅体験にやってきた保育園の園児達との毎年恒例の会話です。







東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園の園児達は毎月お寺に坐禅をするためにやってきます。




年長・年中組、共に今年度に入って7回目の坐禅体験です。

と言っても、年長組はすでに1年間坐禅体験に通ったベテランさん達です。合計すると19回目の坐禅体験です。






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彼岸が過ぎて、10月というのに蒸し暑い日でしたが、どちらのクラスも真剣に坐禅に取り組んでいます。


坐禅で座っている時間はこれまで約10分を2回、合計20分でしたが、今月からはもう少し長くしています。





ベテランの年長組は坐禅が終わると


「まだまだ座れる~!」


と元気いっぱいです。




保育園児の坐禅体験では、いつも坐禅以外にも仏教の教えなどに親しんでもらっています。






今月(10月)は10月5日が御命日の達磨様の話しをしました。


毎年同じような話をしていますので、年長組は2回目の会話です。

1年経てば見事に忘れているので、新鮮な気持ちで目をキラキラさせながら話を聞いてくれます。

・・・キラキラと目を輝かせてくれるのはうれしいのですが、話した内容を覚えておいて欲しいとも願ってしまう情けない私がここにいます。






年長・年中組 7回目の坐禅体験では

達磨様は坐禅に必死に取り組まれ、坐禅の大切さを私達に伝えてくださった最初の和尚様

ということを学んでいってくれればうれしいです。

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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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