おはぎ は おはぎ

“おはぎ”は“おはぎ”です。
おはぎを見ると小さい頃に、あんこと中身を分けて食べようとして苦労した記憶があります。
お菓子のポッキーを見ると、外側のチョコレートとクッキー部分を分けて食べようと苦労したことも思い出します。
大人になり最近は“おはぎ”を手に入れても、あんこと中身に分けようとも思いませんし、団子をきれいに分けることはできません。
あんこと中身を分けようとすれば、中身にあんこがついたり、あんこにご飯粒が混ざったりしてしまいます。
分けようとするとすればするほど、苦労をしてしまいます。
臨済宗最初の和尚様である、臨済禅師は
心が二つに分かれてはいけない。
仏の心と私などと、心が二つに分かれるから、迷いが生じるのです。
その心が一つになっていれば、それが生きた達磨であり、お釈迦様なのである。
と示されています。
仏様も、お釈迦様も、どこか遠くにいらっしゃるわけではありません。
“自分の心と仏の心”と区別をすることなく生活をすることの大切さを教えてくれています。
私達は、おはぎが出てくれば、迷わずあんこと中身が一体となった状態でいただきます。
同じように“自分の心と仏の心”を分けて考えるのではなく一体となるように努力を続けなくてはいけないと感じています。
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