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花火の“間”に学ぶ 【ひゅー・しーん・どーん】

打つ上げ花火を見ていると、




500花火8311

1.真っ暗な夜空に一筋の光と共に「ヒュー」という音が響きます。





500花火8312

2.音も無くなり、一筋の光も消えます





500花火8313

3.ドーン という大きな音と共に、見事な花が夜の空に浮かび上がります。







音だけに注目をすれば




1.ひゅー

2.しーん(間)

3.どーん







以前、花火には(2)の“間”が大切だと教えてもらったことがあります。


“間”があることで、後から来る音と光が強調され、より花火の美しさを楽しむことができるそうです。






花火は“間”を大切にしていることを知ったとき、ある和尚様が言っていた


坐禅は人生の句読点です


という言葉を思い出しました。






本を読んでいると、点や丸などの句読点があります。

長い文章を読むとき句読点があると文章は読みやすくなります。

句読点がなくても読むことはできますが、句読点があれば、より多くのことを読み取ることも出来ます。






坐禅も同じです。


坐禅をしなくても、人生を歩んでいくことはできます。しかし、姿勢を正しゆったりと呼吸を調え坐禅をすることで心を調えることができます。すると、より豊かな人生を送ることが間違いなくできるはずです。





花火は大きな花を咲かせる前に、あえて間を作ります。


間を作ることで、その後に花開く花火をより楽しむことができます。


坐禅も人生の“間”と言えます。


花火では間を作ることで、その後の花火をより楽しむようになる。同じように坐禅という“間”をとることによって その後の人生で起こる様々なことをより楽しむことができるのではないでしょうか。

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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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