倒れた水筒から漏れる水

事務仕事をしながら水分補給をするために、水筒に水を入れて机に持っていくことがあります。
先日もいつものように水筒を持って机に向かいました。
仕事をしながら水を飲もうと思って水筒に手を伸ばしたときに誤ってフタが閉まった状態の水筒を倒してしまいました。
本来ならば特に問題は無いはずですが、この日は違いました。
閉まっているはずのフタ(フタの付近)から水がこぼれてきたのです。
慌てて水筒を立てましたが時すでに遅し・・・・
様々なものが濡れてしまいました。
これまでフタが閉まっている水筒から水がこぼれることなどありませんでしたし、カバンに長時間入れていてもこぼれることなど、もちろんありません。
水筒が壊れてしまったのか!?
疑問に感じたので原因を探ってみると以外な結果が出ました・・・・

中の“パッキン”(容器を密閉するためのゴム製の装置)を私が付け忘れていたのです。

↑本来のパッキンの位置
フタを閉めていれば、その存在を感じることがない“パッキン”
無くてもフタは閉まるし、水筒を横にすることなく縦に運べば“パッキン”がなくても水筒の中身はこぼれません。
一見すると、存在する意味がないように感じてしまうかもしれません。
無くても問題がないように感じてしまいます。
しかし、実際に“パッキン”がなければ水筒を横にしただけで水が漏れ、水筒を横にすることすらできません。
普段は当たり前のように存在するのに、この“パッキン”がひとつないだけで水筒本来の機能を果たせないのです。
パッキンを付け忘れた水筒から水が漏れる様子を見ながら、
現代人は大切な心を失っていることに気がついていない
という言葉を思い出しました。
“大切な心”とは宗教心とも呼ばれる、何かを敬い大切にする心です。
敬い大切にする心がなくても普段の生活は問題なく過ごせるかもしれません。
水筒もパッキンがなくても倒れなければ問題なく使用できます。
しかし、誰かを敬い大切にする心は、人が悩み苦しんで倒れたときに その力を発揮します。
水筒のパッキンも倒れたときに その力を発揮します。
誰かを敬い大切にする心は、結果的には自分自身の心を調え、悩み苦しみを受けとめる力になります。
水筒のパッキンがないと 水がこぼれて辛い思いをすることになるように、誰かを敬い大切にする心を忘れてはいけないと感じました。
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