fc2ブログ

吐いて吸うのか、吸って吐くのか

臨済宗妙心寺派の僧侶であり、静岡市にある宝泰寺住職 藤原東演師の著書の中に

空気は読むものではない 吐いて吸うもの

という題名の本があります。 分かりやすい言葉で大切なことを伝えてくださっているように感じます。



500空気は読む





先日、妻が見ていたドラマでは

空気は読むものではない 吸って吐くもの

という言葉が出てきました。





同じ様な言葉ですが、順番が違います。



吐いてから吸うのか それとも  吸ってから吐くのか



違いがあるのでしょうか??

私は、吐いてから吸うべきだと思います。

先日、東光寺(静岡市清水区横砂)で行われた1日をかけてお寺の様々なことを体験する寺子屋体験を開催しました。





その際に、参加者(30人程)に指定した場所に座布団を片付けるように指示をしました。




結果は・・・





500グチャグチャ座布団


グチャグチャに詰め込まれていました。





たぶん、この姿は私達の心が悩んだり苦しんだりしているときの姿なのかもしれません。


様々な情報や出来事が次々に自分の中に入ってきて処理できない状態です。


グチャグチャの座布団を片付けるためには、まず外に座布団を出しました。そして、少しづつ丁寧に座布団を収納しました。





呼吸も心も同じなのではないでしょうか。


まずは、ごちゃごちゃしたもの、グチャグチャしたものを外に出す。


すると、本当に必要なものが中に入ってくるのです。





空気は読むものではない 吐いて吸うもの





「吐いて吸う」が、私は好きです。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

最新記事
カテゴリ
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる