中国からの参拝者

東光寺(静岡市清水区横砂)の玄関に7人程の見慣れない団体様がやってきて
「N先生のお参りをさせてください。」
と声をかけていただきました。
N先生は数年前に亡くなられ東光寺で葬儀をさせていただいた方です。
お墓参りには この後行かれるとのことなので、本堂でお参りをしていただいた後、位牌堂へ移動しN先生の家の御位牌の前でもお参りをしていただきました。
真剣にお参りをした後、この方々がN先生との関係を
「私達はN先生に北京大学で日本文学を教わった生徒達です。」
と教えてくださいました。
あまりに流暢に日本語を使われていたので、私はそれまでの会話で日本人だと思っていたので中国の方だと知って大変驚きました。
そして、この日お参りに来ていた方々は現在日本で生活をされており、1人は大阪、残りの方は東京から来て下さったとのことでした。
このような静かに亡くなった方のことを想いお参りをする美しい姿を見るたびに、人を想う気持ちに国や人種の違いなど決してないのだと実感させられます。