咲いた花を素直に楽しむことの大切さ
東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にアジサイの花が咲いています。

先日、このアジサイの花が咲いていることに気がつきました。

思わず、「あ、きれいだなぁ」と感じると同時に
「カタツムリはいないなぁ」とか
「このアジサイを利用して、観音山をもっと人が集まる山にしたい・・・」
などと考えていました。
禅の言葉に
詠花吟月【えいか ぎんげつ】
という言葉があります。
花を詠じ 月に吟ず 【はなを えいじ つきに ぎんず】
と読みます。
直訳すれば
花を見たり月を眺めて詩歌を口ずさむ。
ということになります。
あらゆる四季の風物を愛で、その中に溶け込んで ともに楽しむさま。
と、いった意味があります。
アジサイの花を見たときに
「カタツムリはいないなぁ」
「このアジサイを利用して、観音山をもっと人が集まる山にしたい・・・」
と言った発想は、素直な心ではありません。
「あ、きれいだなぁ」
と素直に感じ 思わず声に出てしまった姿が 詠花吟月 なのかもしれません。
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