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自分の彫刻刀が切れなくなっていたことに25年たって気がついた話し

稀なことですが、仕事で彫刻刀を使うことがあります。

少しでもきれいに削りたいと思いながら彫刻刀を握ります。

私が普段使っている彫刻刀は約25年前に中学生の時に購入したものです。

使用するのは稀なことなので、買い替えたりせずに使い続けていました。






先日、使いたいと思ったときに自分の彫刻刀を見つけることができませんでした。

探しても見つからず、小学生の娘に借りました。






500彫刻刀1906112

最近の彫刻刀は入れ物から現代的で驚きます。





500彫刻刀190611

中身も色とりどりでかわいらしい。





そして、何よりも驚いたのが切れ味です。





使う人(自分)、削る木材、使用する場所など彫刻刀以外全て同じ条件で削っているのに・・・・




ものすごくよく削れます!





同じ作業をするのに、いつもの半分ほどの時間で、いつもよりきれいに仕上げることができました。





時代の変化と共に、彫刻刀の切れ味が良くなっているのでしょうか?

たぶん違います。

25年間、刃を研ぐことがなかった私の彫刻刀は切れ味を失っていたのです。

・・・手入れの差です。

「ま、また今度でいいか!」そんないい加減な管理をしていたために、切れ味が悪くなっていることにすら気がついていなかったのです。





手入れを怠った彫刻刀が今の自分自身と重ならないように臨済宗妙心寺派の生活信条の「一日一度は静かに坐って 身と呼吸と心を調えましょう」を実践することで、自分自身の体と心を“手入れ”していかなくてはならないと感じました。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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