一生修行が続けられる場所

支配的なスピリチュアルにハマるまえに
・8時間睡眠
・咀嚼【そしゃく】回数増やす
・歩く
・背中で日光浴
・部屋の掃除
この5個をやってみてください。あなたは元気になりますよ。
という書き込みを見つけました。これまでの経験を踏まえて考えると
「確かにそうだ!」
と、納得のいくものでした。
そしてお寺は、“8時間の睡眠時間”以外は全て実践できる場所だと分かります。
お寺での食事は食べることに集中する時間です。テレビを見たり本を読んだりスマホを見ながら食事をしません。ただただ食事に集中をします。すると、自然に咀嚼が増えます。
お寺の生活はよく歩きます。
「坐禅をするなら座りっぱなしだから歩かないでしょ!」
と言われることもありますが、思いのほか歩きます。
作務【さむ】と呼ばれる掃除や畑・山の仕事があるからです。
自分の身の回りを掃除し、畑や山での作業をすれば背中だけでなく全身に日光を浴びながら歩くことになります。
以前、ある和尚様に
「本来の修行道場はもっと睡眠時間があったはずだ。現に中国の修行道場は今でも睡眠時間が確保されている。一生修行を続けていくために睡眠時間は必ず必要だし、健康でなければ修行などできない!」
と言われたことがあります。
一生修行、そのために健康を保つ
とても大切な一言だったように感じます。ダラダラと過ごしてしまう時間を減らし、睡眠時間の確保をしながら、今自分がいる場所こそ「一生修行」ができる場所だと忘れてはいけないと感じます。
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