下に押しても上に登るナット

草刈り機の刃が折れてしまいました。

ナット(ネジ式)を取り外し、刃を変えてナットを再び取り付けます。

草刈り機のナットは通常とは逆に回さなくてはいけない仕組みです。
いつもなら閉まるはずの右方向に回すと開き、
いつもなら開くはずの左方向に回すと閉まる。
なんだかしっくりとこない、不思議な感覚で作業をしていました。
それと同時にナットとは実に不思議な物だと感じました。
閉めようと下に押しながら右に回しても、回転する力だけを得て本来進むべき上に上がってきます。
外からの力(下向きと横向き)の内、自分に必要な横向きの力だけを使い、外からの誤って加えられた下向きに力に負けることなく本来進むべき上へ向かって進んで行くことができるのです。
ナットは自分自身に刻まれた生まれたときから持っている溝の向きに従って常に回ります。
私達は外から多くの力を加えられて生きています。
ナットと同じように私達自身が生まれたときから頂いている尊い心に従って生きていくことの大切さを感じます。
- 関連記事
-
- 時間軸を取り払う (2019/06/01)
- 雑草を土に還したい (2019/05/31)
- 下に押しても上に登るナット (2019/05/25)
- びわの収穫 【令和元年】 (2019/05/24)
- 理解される法話とは何か 【その1 Googleさんに聞いてみよう】 (2019/05/22)