一寸坐れば 一寸の仏 は 今を生きる言葉
東光寺(静岡市清水区横砂)の子供坐禅会に3回参加すると“坐禅手帳”を手に入れることができます。

お経や坐禅の説明、仏教豆知識シールを貼ったりメモを書くことができるページで構成されている東光寺オリジナルの坐禅手帳です。

この坐禅手帳の裏表紙に一寸坐れば 一寸の仏【いっすんすわれば いっすんのほとけ】 という言葉が書いてあります。

「坐る」は坐禅を表し、一寸とは線香が一寸(3㎝)燃える時間のことです。短い間でも、坐禅をして心を調えれば その間は元々生まれたときから頂いている仏様のような尊い心になる。
という意味です。ですから、
一寸坐れば 一寸の仏
一日坐れば 一日の仏
一年坐れば 一年の仏
という言う方もいます。
しかし「一寸坐れば 一寸の仏」は坐った時間と仏になる時間が比例していることだけを表した言葉ではありません。
では 一寸坐れば 一寸の仏 という言葉は私達に何を教えてくれているのでしょうか。
一寸坐れば 一寸の仏の“一寸”を短くしていくと
一分坐れば 一分の仏
一秒坐れば 一秒の仏
0.1秒坐れば 0.1秒の仏
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どんなに短い時間でも 坐禅をして心を調えることで 自分の仏の心を実感することができるのです。
ですから、私はこの“一寸坐れば 一寸の仏”という言葉は 「この瞬間、“今”を大切にしろ!」と伝えてくれているように感じます。
この瞬間を大切にすることで、今この瞬間に仏となる。
そして、今この瞬間を積み重ねていくことで 常に仏の心が前面に出ることに気がつきなさい。と伝えてくれているように感じます。
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