ありのままに表現する

順番は大切です。
マラソン大会で1番になった人には1番の賞状、2番の人には2番の賞状を渡します。
2番だった人に「あなたはいつも1番だから、今回も1番の賞状をあげます!」といって1番の賞状を渡すのはおかしなことです。
しかし、私はこのようなおかしなことをしていました。
私はこれまで根拠のない思い込みで言葉を使っていたことを娘からの手紙で教えてもらいました。
小学校に通う娘が学校で家族への手紙を書いてきました。封筒に
「お母さん・お父さんへ」
と書いてありました。
私はこれまで「お父さん・お母さん」と何も考えずに使ってきました。
誰かに教わったことでもありませんが「お父さん」を先につけて話してきました。
しかし、我が家の育児では、お父さん(私)とお母さん(妻)を比べたとき圧倒的にお母さんが活躍をしています。
娘はそのことを素直に手紙に書いてくれたのです。
“「お父さん」が先でなくはいけない” なんて決まりはありません。
でもなんとなく私は「お父さん・お母さん」と使っていました。
意味も考えず、流れで使ってきました。
子供の素直な目で見たとき「お父さん・お母さん」ではなく「お母さん・お父さん」なのです。
これまでの慣習や思い込みに縛られている自分に気がつかせてくれた手紙の宛名だったように感じます。
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