基本を忘れてはいけない 【過去の不二に学ぶ 第62号】
現代人は頭にのみ力を集中して考え行動をするから、ひとたび行き詰まると、フラフラになります。青年僧は腹で考え、腹で行動するように心掛けてもらいたい。
野火止 平林僧堂 師家(当時) 指月庵 野々村玄龍老師の言葉です。

臨済宗青年僧の会の機関紙「不二【ふに】」で示された言葉です。
臨済宗青年僧の会(臨青)は昭和55年1月に「青年僧よ立ち上がれ、歩め」をスローガンに掲げ発足した全国組織です。この臨青の機関紙が「不二(ふに)」です。
私は現在、臨済宗青年僧の会 ホームページを担当させていただいています・・・
※ホームページはこちらです。
不二62号(平成8年9月)は、野火止 平林僧堂 師家(当時) 指月庵 野々村玄龍老師へのインタビュー記事が紹介されています。
先ほどの言葉は、野々村玄龍老師がインタビューの中で話してくださったものです。
この言葉の前には
禅僧の生活の中心は坐禅にあります。坐禅をしている気持ちで考え、人に接し又行動することが肝心です。坐禅もただ座布団の上で形通りに坐っているようでは役に立ちません。白隠禅師の言われるように「丹田禅」でなければならない。そこから生れる「禅定」が基本にならなければならない。
とあります。
基本をおろそかにしてはいけないことを説いてくださっています。
知識や経験も大切です。しかし、私達は生まれたときから尊い心をいただいており、その尊い心から発せられる声・動きを大切にしていかなくてはいけないことを改めて感じることができました。
全文はこちらです。興味のある方は是非ご覧ください。
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