氷砂糖を最後まで舐める方法 【 間が大切 その1 】
「間」は会話の小休憩。小休憩を取りながら話すことで会話は魅力的になる。
と聞いたことがあります。
坐禅会は人生の「間」のようなものだ。
とおっしゃる方に出会ったこともあります。
「間」は人生という名の料理の隠し味だ。
と教えてくれた方もいらっしゃいます。

飴は噛むものではなく舐めるものだと思っています。
私は喉の調子が悪いときにのど飴を舐めることがあります。
この、のど飴を最後までなめ続けることは難しくありません。
しかし、最近「氷砂糖」を舐めているときに最後まで舐めていることができない自分に気がつきました。
どうしても噛んでしまうのです。
最後まで舐めていようと心に誓って舐め始めても・・・
噛んでしまうのです・・・
大きいものでも、小さいものでも・・・
噛んでしまいます。
そこで、氷砂糖を最後まで舐められない理由と舐める方法を考えていました。
そして、とうとうできました!!
方法は・・・
「間」を取ることでした。
氷砂糖は口に入れた瞬間から絶妙な甘さを味わせてくれます。
「うれしいなぁ、ありがたいなぁ」と感じます。
しかし、口の中がしばらく同じ味でいると、甘いのが当たり前になってきてしまい、すこし飽きてきてしまうのかもしれません。
さらに、溶けてくると段々柔らかくなり、かみ砕けるのではないか!?という誘惑に襲われます。
だからついつい噛んでしまっていたのです。
・・・私は。
これらの考察から、「間」を取ってみたのです。
噛みたい衝動にかられたとき、水やお茶を飲んでみたのです。
すると、当たり前になっていた甘い味が流され薄まります。
次の瞬間、氷砂糖の甘さが口の中に広がり
「うれしいなぁ、ありがたいなぁ」
と感じることができたのです。
もちろん、段々柔らかくなり、かみ砕けるのではないか!?という誘惑も出てきます。
しかし、こちらは口の中の味の変化を楽しむことによって誘惑に打ち勝つことができたのです。
これは「間」を取ることで 「当たり前」を「ありがたい」にもどすことができたからなのだと思います。
最後まで氷砂糖舐めきることができたとき、改めて「間」の大切さを感じました。
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