目線を下げると見えてくるもの
東光寺(静岡市清水区横砂)の境内には菩提樹の木があります。
夏には緑の葉が生い茂り、秋になると黄色くなり、冬になると落ちます。

先日、葉が黄色くなり始めたことに気がつき写真を撮っていました。

すると境内の保育園に通う園児が菩提樹の方を見ながら
「あ、花がたくさん咲いている!!」
とうれしそうな声を上げたのです。
「花??」
菩提樹の花は6月頃に咲きます。
今は10月下旬。咲いているはずがありません。
少し腰を下ろして園児の目線を確認すると、彼の目線は菩提樹の下のお茶の花を見ていたのです。

菩提樹の下に植えてあるお茶の木にはたくさんの花が咲いていました。
確かにこの時期はお茶の花が咲きます。
私は菩提樹ばかりに目がいってしまい足元に気がついていなかったのです。

お茶の花を見ながら、園児と私の目線の高さの違いに気がつきました。
成長し体が大きくなり、自分でも気がつかないうちに目線が高くなってしまっていました。
そして、自分の足元を見ることができていなかったのです。
実るほど頭が垂れる稲穂かな
頭が下がれば足元が見えるのに、私は頭を下げることを忘れて日常を送ってしまっていたのです。
園児の目線の高さに大切なことを教えていただいた朝の出来事でした。
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