松の落ち葉が示すこと

お寺の境内に「松」が植えられていることが多くあります。
松は常に緑色です。
いつでも色が変化することがない松は、私達が生まれたときから頂いている仏様のような尊い心を表しています。
でも、松の葉が枯れないということはありません。
枯れて茶色になった葉が落ちていることは多く、掃除は欠かせません。
松の落ち葉を見ると
「仏様のような尊い心は枯れてしまうことがあるのか!??」
と感じてしまうかもしれません。
しかし、そうではありません。
松は常に変化をしています。
幹は太くなり、枝は伸びていきます。
葉は増えることもあれば、枯れることもあります。
しかし、常に緑なのです。
ですから、松を見たとき
「私達は常に変化をする。しかし変化することがない尊い心も持っている」
と感じるようになって欲しいとの思いが松を植えた祖師方やご先祖様にはあったのだと思います。
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