冷たいお茶に学ぶ その1

東光寺(静岡市清水区横砂)ではお寺に来ていただいた方にお茶を出すことがあります。
坐禅会や写経会、法事・法要の前後などに緑茶をお出しします。
そして実は、数年前から夏は冷たい緑茶を作るようになりました。
冷たい緑茶は 知人のお茶屋さんや、お茶の農家の方に教わった方法で作ります。
作り方は単純です。
1 水に茶葉を入れる。
2 (1)を冷蔵庫に入れる
3 待つ
4 完成(茶葉を取り除く)
てす。
単純ですが、色も鮮やかなおいしいお茶が完成します。
飲まれた方にも好評です。
しかし、良いことばかりではありません。
暖かいお茶を作るときの1番の違いは時間です。
暖かいお茶はすぐにできますが、冷たいお茶は(3)の工程に6時間必要なのです。
ですから、お茶が朝から必要な場合は前日から作っておきますし、夕方に必要なら朝作ります。
事前に準備をしておけば問題はありません。
事前に用意をしておけば・・・
先日、午前10時にお茶が2リットル必要なことに午前7時に気がつきました。
間に合いません!
暑いお茶なら問題なく間に合います。
でも、この日は最高気温35度の予報・・・
そのため
「何とか冷たいお茶を入れたい!」
と思い、どうしたら良いのか必死に考えました。
そして、
1 お湯200ccに茶葉を入れる
2 5分ほど待つ
3 水1500ccを(1)に入れる
4 氷を入れて、冷蔵庫へ
という方法でお茶を入れてみました。
午前10時、問題なくお茶を出すことができました。
すると冷たい緑茶を飲んだ方が
「やっぱり冷たいお茶はいいね。」
と言ってくださいました。そして、さらに
「こないだのお茶よりおいしいよ! 作り方変えたの?」
と言ってもらえたのです。水だけで入れたお茶と、慌てて作った私のお湯も使った入れ方では確かに味などに違いがありました。
水に茶葉を入れると
色は鮮やかで、さっぱりとした味わいになります。
※私個人の感想です。
それに対して 茶葉にお湯を入れてふやかしてからお茶を入れると
色は濃くなり、味もこってりとした味わいになります。
※もちろん私個人の感想です。
慌てて作ったお茶でしたが、おいしいと言っていただき ホッとしました。
- 関連記事