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坐禅なんてしても心は調わない

初めて泊まった部屋の障子に驚いたことがあります。


500障子と壁1809201

部屋に入り、窓を見ると障子がありました。


夜になり、寝ようと考えたとき窓に障子しかないことに気がつきました。


雨戸もカーテンもありません。



つまり、障子を閉めても朝になったら朝日で部屋は明るくなってしまうのです。


朝が早い私には問題がないのですが、これは宿屋としては問題では??


と考えながら眠りました。



朝、目覚めるとやはり部屋は明るくなっています。


朝の景色を楽しもうと窓際に近づいて驚きました。



障子を動かそうと思ったら、障子が重たいのです。



建付けが悪いのではありません。



障子の裏は壁だったのです。



500障子と壁1809204

・・・分かりにくい写真で申し訳ありません



500障子と壁1809203

つまり、障子に見える動く壁が窓際にあったのです。



当然、閉めれば外の光を遮り部屋は暗くなるのです。


カーテン・雨戸がなくてもしっかりと暗くなる部屋だったのです。


何事もやってみないと分からないものだと実感をしました。






坐禅について一般の方に

「坐禅って坐っているだけじゃん 本当に良いものなの?」

と、よく言われることがあります。




このようなことを言われたと私は

「やってみないと実感はできない!」

と思っています。さらに、

「遠くから眺めて疑うのではなく、近くに来てくれれば感じることがある。」

とも思っています。





私は先ほどの宿で、障子を近くで見たり、触れることがなかった為に、その障子が重要な役割を果たすことに気がつくことができませんでした。


やはり、坐禅についても、遠くから眺めてグチグチと考えたり話すよりは、実際にやってみること」が大切だと感じます・・・
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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