私はブドウの芯になりたい

いただいたブドウを食べていた小学生の娘が
「ブドウの芯って軽いね!」
と大発見をしたように叫んだ。

「たくさんのブドウがついていた芯より、ブドウ1粒の方が重いよ!」

と言うのです。
ブドウの芯??
これまで、あまり注目をしたことがありませんでしたが、持ってみると確かに軽い。
たくさんの実に水分や栄養を送り続け、支えた芯が軽かったことに驚きました。
普段の生活の中で、子供を育てようと考えたとき 私はどうしても
「自分が しっかりと力をつけて 子供を守っていかなくてはいけない。」
と思い込んでしまうことがあります。
しかし、軽いブドウの芯が たくさんの 重たいブドウの実を支えながら育てる姿を見たとき、「私はブドウの芯のようになりたい」と感じました。
ブドウの実が子供だとするならば、ブドウの木や枝、葉そして根は御先祖様のような存在ではないでしょうか。
根から吸収された水分、葉で作られた養分が芯を通って実に入っていく。
それによって、実は膨らみ立派に成長をしていきます。
芯は決して自分が大きくなろうしません。
淡々と自分の役割を果たしていきます。
実の成長を妨害することもありません。
ブドウの芯の謙虚さに驚きました。
「ブドウの芯って軽いね!」
この一言に
私もブドウの芯と同じように私自身もご先祖様から良い習慣を受け継ぎ、そのまま次の世代に伝えていくこと。
さらに、そのときに おごらず 誇らず 自分をアピールすることなく 淡々と自分の役割を果たしていくことの大切さを教えていただきました。
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