仏教豆知識シール 【白隠禅師 坐禅和讃 その1】
東光寺(静岡市清水区横砂)の子供坐禅会では毎回参加者に手作りの「仏教豆知識シール」を配布しています。今年の夏は坐禅会の際に必ずお唱えする「白隠禅師坐禅和讃」というお経をシールにして紹介しました。
全部をまとめて1つの記事で紹介すると長くなりすぎますので3回に分けて紹介させていただきます。
白隠禅師坐禅和讃は、白隠禅師が、坐禅を民衆にすすめるために作ったものであり、臨済宗ではとても大切にしているお経です。
坐禅会に参加してくれている子供達にも、坐禅和讃の教えに親しんでもらいたいと考え、イラストと共に内容を少しずつ紹介していきました。
今回の記事【その1】では、1/3ほどを紹介させていただきます。








衆生本来仏なり
水と氷の如くにて
水を離れて氷なく
衆生の他に仏なし
衆生近きを知らずして
遠く求むるはかなさよ
譬えば水の中に居て
渇を叫ぶが如くなり
長者の家の子となりて
貧里に迷うに異ならず
六趣輪廻の因縁は
己が愚痴の闇路なり
闇路に闇路を踏みそえて
いつか生死を離るべき
みんな 本当は 仏様なんです
それは 水と氷のようなもので
水がないと氷はできません
私達以外に仏はありません
私達自身が仏なのに
遠くに仏を探すのはもったいないことです
例えば 水の中で
水が欲しい!と叫んでいるようなものです
お金持ちの家に生まれたのに
「お金がない」と悩んでいるようなもの
いつまでも苦しみや迷いの世界から抜け出すことができない原因は
"自分自身が真実に気が付かず・知らずに悩むためです
愚痴:仏教の教えを知らず人生や事物の真相に明らかでないこと"
その 長い長い 闇を通り抜けて
いつかは生死(迷い・苦しみ)から離れることが大事です
※ 続きはこちらです!
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