施餓鬼会【せがきえ】 平成30年

東光寺(静岡市清水区横砂)では、毎年8月7日は、ご先祖様をはじめ、すべての霊を供養する山門大施餓鬼会(さんもんだいせがきえ)を行っています。
施餓鬼とは、餓鬼【がき】に施す【ほどこす】と書きます。
餓鬼とは満足をすることを知らず、貪り続ける状態のことを言います。
私は「餓鬼」というとお腹がポコッと出てひたすら何かを食べ続ける妖怪のような生き物を思い浮かべていました。漫画や挿絵でみる餓鬼という妖怪の姿を思い浮かべていました。
確かに餓鬼とは感謝することも満足することも知らないで、欲望に振り回される者のことです。しかし、餓鬼はどこか遠くにいる特別な妖怪ではありません。欲望に振り回される私たちの心の中にもいるのです。
「施」という字は見返りを求めない気持ちも表していますので、見返りを求めず餓鬼に洗米と言って洗ったお米やお水をお供えし供養すると同時に水一滴・お米一粒でも満足することができるはずの自分の心を見つめ直す法要が施餓鬼会なのです。
法要の前に宝泰寺 御住職 藤原東演師 の御法話に始まり、

今年も多くの和尚様方、檀信徒の皆様でお参りをすることができました。


今年の夏は例年以上に気温が高く、熱中症の心配がありましたが、今日は比較的涼しく(この夏としては)無事に法要を終えることができました。
もちろん、汗が止まらなくなるほどでしたが・・・
そんな暑い中前々日の準備に引き続き、朝から多くの方にお手伝いをいただき無事に法要を終えることができました、ありがとうございました。
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