写経会のときに どんな話しをしているの? その57
東光寺(静岡市清水区横砂)で行われている写経会で、副住職(新米和尚)の法話と配布させていただいている絵葉書を紹介させていただきます。
※なぜ、絵葉書と法話(仏教のお話)が登場するのかはこちらをご覧ください。
※写経会の御案内はこちらをご覧ください。

今回は第57回目です。
延命十句観音経というお経があります。
その名の通り、10の句からなる非常に短いお経です。
この短い延命十句観音経というお経は
観世音【かんぜおん】という1句から始まります。
観世音【かんぜおん】 とは
観世音菩薩【かんぜおんぼさつ】を省略し短くしたもので、慈悲や救済を特色とした菩薩です。
つまり観音様【かんのんさま】と同じ意味があるのです。
「観音様とは、誰かを助けたいと感じたあなたの心」
と言われるように、決して遠くにいらっしゃるものではありません。
自分自身の心こそ観音様だと感じることが大切なのです。
このことを少しでも分かりやすい言葉で表現しようと絵葉書を作りました。
写真は東光寺の墓地を見守ってくださる観音様であり、この観音様に
あなたの中に観音様
という言葉を添えさせていただきました。
・人々の苦悩を救いたいと 願う心がほとけ様の心
・あなたも観音様
・観音様とは、誰かを助けたいと 感じたあなたの心
・人々を 救いたいと 願う心が 観音様
・あなたの中の観音様
添える言葉を様々書き出し 悩みましたが・・・
誰の心の中にも観音様のような素晴らしい心があることを
あなたの中に観音様
という言葉が表現をしてくれているように感じ、今回の絵葉書が完成しました。
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