仏像ができて 厨子【ずし】ができて お寺(お仏壇)ができる

先日、ある和尚様が
仏像ができて 厨子【ずし】ができて お寺ができる
と話をされていたことが印象に残っています。
一般家庭の「お寺」とは仏壇のことですので、
どうしてもお参りをしたいと感じたとき、仏様をお祀りしたいと感じる。
仏様をお祀りしたら、むきだしでは申し訳がない、なんとか厨子に納めたいと感じる。
厨子を用意したら、灯り、お香(線香)、花や果物、お菓子を飾りと感じる。
私は、その和尚様の言葉を聞いたとき、これがお仏壇ができていく心の動きなのかと感じました。
お寺も家庭の仏壇も、始まりは
「どうしてもお参りをしたい」
という気持ちのはずです。
そして、さらに
「少しでも多くの人と、一緒にお参りをしたい」
という気持ちが、たくさんの人が入れるお堂(本堂)を作っていくはずです。

そのような尊い気持ちが形になった場所がお寺なのだと改めて感じました。
さらに、今、自分が生活をさせていただいているこの場所(お寺)、この想いに、恥じない生き方をしていかなくてはいけないと改めて感じました。
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