私の仏はどんな仏様ですか?

先日「七ヶ浜町 写仏と切り絵の会」に参加させていただいたことを紹介させていただきました。
※そのときの記事はこちらです。

この会に初めて参加した数年前に私は「守り本尊」という言葉を知りました。

チラシの裏にも書いてあるように
守り本尊とは十二方位を守る仏様と自分の干支方位が一致する仏様で、古来より守護仏として心のよりどころにされてきました。
と教えていただきました。
臨済宗では
「衆生本来仏なり【しゅじょう ほんらい ほとけなり】」という「生きとし生きるもの、だれにでも仏様のような尊い心がある」
との教えを大切にしています。
私達の中には生まれたときから仏様のような尊い心がある、と説いているのです。
ちなみに、ひつじ年の私は大日如来【だいにち にょらい】が守り本尊とのことでした。
ですから、私も大日如来の切り絵に挑戦をさせていただきました。

こちらが完成したものです・・・・
今回の写仏と切り絵の会に参加してくださった女性に
「私の仏はどんな仏様ですか?」
と質問をしていただきました。
「私“を”守ってくれる仏様」ではなく
「私“の”仏」という言葉聞いて、ハッとしました。
「守り本尊」という言葉を聞くと、なんだか「自分を守ってくれる仏様」と感じてしまいます。
しかし、「守ってくれる」では「仏様」と「私」は別人格になってしまうように感じます。
「私」を守ってくれる「仏様」ではなく
「私」と一体となってくださる「仏様」こそが「守り本尊」なのだと「私の仏はどんな仏様ですか?」
という言葉に教えていただきましたし、この守り本尊こそが「衆生本来仏なり」と説かれた私達の心そのもののように感じます。
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