「無心」とは「フリーマインド」

先日、福島 慶道老師 【ふくしま けいどう ろうし】の言葉を知って感動をしました。
福島慶道老師は昭和から平成にかけて活躍をされた臨済宗の禅僧であり、臨済宗東福寺派の管長を務められた方です。
さらに、日本国内にとどまらず海外での布教にも御尽力された方です。
福島慶道老師は「無心」という言葉を「ナッシング マインド」と訳した人がいると聞き
「無心とは ナッシング マインド ではなく、フリー マインドである。」
とおっしゃったそうです。
仏教語辞典で「無心」と調べると
妄念を断滅した真心を指していう。
心は対象に具体的な相を認めて働き,その相にとらわれるが,そのようなとらわれ,迷いを脱した心の状態(無心)こそが真理を観照できるとされる。
禅宗では無心ということが重んじられている。
と書いてあります。
・・・正直、少し難しく感じてしまいました。
しかし「無」をフリーと訳していただいたことにより、
無心とは「心がない」のではなく、
自由自在な心
とらわれのない心
とより強く感じることができました。
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