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古くて新しいが変わらないもの 

静岡東教区で行われた「花園地方大会」で、印象に残ったことがたくさんありました。
※全体の流れはこちらの記事で紹介しています。



第1部から第3部の3部構成で行われた「花園地方大会」ですが、第1部から第3部それぞれが印象深いものでした。



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第2部は御詠歌公演です。

※御詠歌【ごえいか】とは仏教の教えを曲に乗せてお唱えするものです。




今回、御詠歌を披露してくださったのは「青鳳会【せいほうかい】」の皆さまです。




青鳳会は臨済宗の僧侶が花園流御詠歌の普及と発展、可能性を追求して活動している団体です。




「御詠歌」と一般の方が聞くと一番多い意見は間違いなく



「何それ?」



です。そして、例え御詠歌を知っていたり聞いたことがある人でも



・昔のもの 古臭い 婆さんの趣味

・若者はやらない 私はやりたくない

・ダサい 




と思われていることが多いようです。




しかし、今回の「花園地方大会」ではその負のイメージを覆す素晴らしい御詠歌の公演を聞かせていただきました。




 迫力のある声、美しい所作だけでなく、琴との共同演奏など新しいことへの取り組みなど私の持っている「御詠歌」のイメージが大きく変わったように思います。




そして、大きくイメージが変わったとしても、御詠歌は仏教の教えを曲に乗せてお唱えするものですので、仏教の教えを学ぼうとする姿、教えを大切に思う気持ちは全く変わっていないように感じ、さらに感動をさせていただきました。




私はこれまで「御詠歌は古臭い」という勝手な思い込みから、知らず知らずのうちにこれまで御詠歌と距離をとっていたのかもしれません。その距離のせいで御詠歌が大切にしている仏教の教えにも触れることができていませんでした。



勝手な思い込みで自分自身が仏教の教えに触れる機会を失っていたことを今回の青鳳会様の公演を聞くことで教えていただきました。 
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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