高等布教とは
先日、高等布教【こうとうふきょう】に参加させていただいたことを紹介させていただきました。
※以前の記事はこちら。
正式名 第39回臨黄合同 高等布教師講習会
端的に表現すれば、
課題を与えられ、15分の法話を5作品作って実際に披露をする勉強会です。
今回はもう少し詳しくご紹介いたします。
会場は京都の妙心寺
・・・の大廊下です!!

ここに、机と椅子などが運び込まれるのです。

このようになります。
寝室は大廊下の奥です。

徒歩0分の快適な移動です。
この部屋に布団を敷くと

このような状態です。
1日の大まかな日程は
5:30 起床
6:00 朝のお経と坐禅、その後 掃除
7:30 朝食
8:30 法話実習
12:00 昼食
13:00 法話実習
18:00 夕食・風呂・自習
21:00 就寝準備・自習
となっています。
期間中は特別講師の講座がありますが、これは法話実習の時間に行います。

また、最後の2日間は集大成とも言える5個目の法話を考査説法で発表しますが、この時だけは会場が微妙殿に移動となります。
一見すると規則正しい生活を送りながら法話の勉強をしているように見えます。
しかし、「自習」がすごいのです・・・
9時に全員で布団を敷きますが、その場で寝る人はいません。

何も言わずに机に戻ってきます。そして、法話を完成させるのです。14日間で5回の発表がありますので、3日1回は発表があり、
この期間で法話を作るのはとっても難しいのです。
だからこそ、日付が変わる12時過ぎまでは、ほぼ全員が勉強をしています。

法話ができれば仲間に聞いてもらい意見をいただきます。
記憶の整理の為に、大まかな流れを書き出してみましたが、改めてこれだけの時間をかけて法話と向き合うことができて幸せだったと感じています。