降誕会 花祭りシリーズ 【独と獨】
お釈迦様が誕生したとき
・お母様は白い像が自分のお腹に入る夢を見てお釈迦様の妊娠を知った
・お母様の脇から産まれた
・花畑で産まれた
・甘露の雨が降った
・7歩歩いた
・天上天下唯我独尊と言った
・お母様は7日後に亡くなった
・預言者が泣いた
など、様々な逸話が残されています。

今回は「独尊」に注目してみたいと考えています。
「1つ」と「尊い」が合わさっています。

この中の「独」に注目をしてみました。
一般的な仏教の解釈とは少し異なる話になりますので、「あ、そんなこと言う人もいるんだね」と軽い気持ちで読んでいただけると助かります。
実はこの「独尊」という言葉の「独」という漢字には「1つ」という意味もあります。

もともとの漢字は「獨」です。

この漢字は「犬」と「蜀」という字が組み合わさっています。
「犬」は羊の群れをつくる番犬を意味しています。
「蜀」は虫が葉にぴったりくっつく姿を表しています。
つまり、
独(獨)は「1つ」という意味よりも「1つになる」と読み取ることができるように感じます。

誰かと1つになることが尊い
だけでなく
自分自身にそなわった「尊い心」とぴったりと1つになる、その姿が尊いのだと思います。

誰もが自分自身の尊い心と1つになることができること、そして全てのものと1つになることができます。だからこそ、
「独尊」という言葉で、仏教は
私だけが尊いのではなく、私を含めた全てのものが尊いと説いてくださっているように感じます。
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