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目に見えないものが見えたとき

ある研修会での出来事です。



500眼には見えない御恩2

発表者がプロジェクターを使用するためにスクリーンにパソコンの画面を映し出した状態で講演を始められました。



部屋は明るい状態です。



やがて、映像を見やすくするために部屋の照明を落としたとき、私は思わずハッとしました。



部屋が明るいときには投影されている画面はきれいな四角の形をしているように見えていました。



500眼には見えない御恩

しかし、画面を暗くしたとき投影されている画面を見ると、今まで見えていた四角い画面はプロジェクターによって補正されている画面だったのです。



周囲が明るかったために補正された画面だけが見えていたのです。



それが暗くなったことによって、補正される前の暗い画面の中に、補正された明るい画面があることに気がついたのです。




私は周囲が暗くならなければ、プロジェクターが必死になって斜めになっているはずの画面を補正して見やすい画面にしてくれていることに気がつかなかったのです・・・



このことに気がついたとき、


普段から多くの御縁によって支えられ、生かされていることに気がついているつもりで、実は気がついていないのだと改めて実感をすることができた気がします。




物事の本質を見抜くこと、気がつくことを目標に成長をして行かなくてはいけないのですが、



まずは見抜けていないこと、気がついていないことを自覚し謙虚に生きて行かなくてはいけないことをプロジェクターに教えていただきました。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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