畳が必要だと言う思い込み

大変にありがたい御縁に恵まれて、岐阜県岐阜市の瑞泉院様(臨済宗妙心寺派)を訪ねることができました。
(瑞泉院様について詳しくはホームページご覧ください)
瑞泉院様の本堂は今年(平成29年)の6月に落慶されたばかりの新しい本堂です。
本堂を拝見させていただいて驚きました。
畳が敷いてないのです。
全て板張りです。

どこから見ても畳は敷いてないのです。
唯一の畳は、イスにも見える(法事の際にはイスとして使われる)坐禅をするための場所だけです。
本堂内の段差もほとんどなく、車いすの方用の専用の入り口も別に作り、車を本堂の真横まで横付けし入ってこられるように設計されていました。
大変美しく、すっきりとした印象のある本堂は、お参りする方、坐禅をする方など多くの方のことを考えて作られていることを知り、感動すると同時に「本堂には畳が必ず必要」という思い込みが自分の中にあったことに気づかされました。