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人として本当の姿が仏様




500友宏

私の名前は「友宏」です。




一般的には「ともひろ」と読みますが、僧侶として読む場合には「ゆうこう」と読みます。



電話等で名前を聞かれたときは



500うかんむりになむ




「友達の友に、うかんむりにカタカナのナムと書きます」




と説明しています。




先日、ある和尚様の法話の中で漢字の中にある「ム」について話を聞かせていただきました。



500仏





私や公、などの漢字には「ム」が使われています。




私の「宏」にも使われていますが、この「ム」は「自分を表す古い字」と教えていただきました。





500ム





そして「ム」という字の意味を知った時、「仏」という字が非常におもしろい作りだと感じました。




仏教では、人は生まれながらに仏様と同様に尊い心をいただいていると説いており、このことを臨済宗中興の祖とも言われる白隠禅師は




衆生本来仏なり




という言葉で表現をされています。




「イ:ニンベン」はその名の通り「人」を表しますし、「ム」は「自分を表す古い字」です。




「自分」ということは「本来の自分」を意味していると考えれば




「仏」という字は「人間(人)としての本当の自分」とも読み取ることができます。




ですから「人としての本当の姿こそが仏である」とも感じることができるのではないかと気がついたときは少しうれしかったです・・・
もちろん、普段の生活の中で「人」ばかりが大きければ、バランスも崩してしまうよう、人としての自分の生活ばかりを大切にしていてはいけないことも表現しているように感じます。



500イム

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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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