視点の違いは面白い 【その2】

学生時代の理科の先生が授業中にニュートンの話しをしていて脱線したときのことが妙に印象に残っています。
ニュートンといえばリンゴが木から落ちるのを見て万有引力の法則を発見したことで有名です。
そのリンゴの話しをしているときに
「お前たちはリンゴを育てたのが葉っぱだと理解しているのか」
と言われたのです。
「葉っぱが光合成をして作り出した養分が木を育て、リンゴができる。その葉っぱは役割を終えると枯れて落ちて行く。そのことをしっかりと感じて有難いと感じているのか」
と言った話だと記憶しています。
もちろん、水を吸い上げる根も、吸い上げた水を運ぶ幹も、リンゴを支える枝も大切です。
全てがリンゴを育てていることは誰でも分かります。しかし、
「役割を終え地面に落ちた落ち葉に対して「ありがとう」と感じているのか」
と問われたときにドキッとしたことを覚えています。
畑で柿の収穫をしているとき写真を撮りました。

どうしても柿の実に目が言ってしまい、
葉っぱに「ありがとう」という気持ちを持ち切れていない自分を
「役割を終え地面に落ちた落ち葉に対して「ありがとう」と感じているのか」
という言葉と共に思い出しました。

木の葉っぱにも、そして役割を終えて地面に落ちた葉っぱに対して自然の恩を感じて「ありがとう、おかげさま」の気持ちを持たなくてはいけないことを思い出すことができました。
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