受け継ぐもの

母親が子供の頃に着ていた着物を長女が着て、七五三のお参りをした。
数年後に次女も、その着物を着て七五三のお参りをした。
手を合わせる姿を見ると、受け継いだものは着物だけでないことが良く分かります。
手を合わせて、多くのことに感謝し頭を下げる。
その姿そのものが、御先祖様から良い習慣を受け継いでいる姿に見えます。
先日、コンピュータの音声入力(マイクに向かって話した内容をコンピュータが認識して文字に変換する)を使ったところ
「禅宗の寺」 が 「練習の寺」
と変換されました。
誤変換ではあるのですが、間違っていない気がします。
禅宗のお寺は、修行の実践の場である
と言われていますので、「禅宗の寺」は人生をよりよく生きるための「練習の寺」だと言えるのだと思います。
そして、この練習メニューこそが御先祖様から受け継いだ良い習慣なのです。
七五三でのお参りの姿や、コンピュータの「練習の寺」という誤変換を見ながら
これからもお寺が親から子へと良い習慣が受け継がれていく場であり続けなくていけないと強く感じます・・・
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