シートベルトと仏教の教え

※写真は代車の前で記念撮影をする娘です。決して事故の瞬間ではありません・・・
知人の乗った車が子供を乗せた車と出会い頭にぶつかり、子供を乗せた車がくるくると回転して壁にぶつかりました。
幸い大きな怪我もなく、大人達が車の外に出てきたので、それぞれの車に駆け寄ったところ、知人は頭や腕などに擦り傷を作り血が滲んでおりました。
もういっぽうの車に乗っていた子供の母親は腕をぶつけたらしく痛がっていましたが大事には至りませんでした。子供はチャイルドシートに乗っていたため無傷でキョトンとしていました。
チャイルドシートの安全性を目の当たりにし、子供ができたら必ずつけなくてはいけないものなんだなーと実感したことを覚えています。
しかし、残念ながら車を運転していると対向車や隣の車の中で子供が自由に遊んでいる姿を見ることがあります。シートベルトやチャイルドシートをせずに車に乗ってしまっているのです。
もしも事故にあったら大変だと思うのですが、なかなか声をかけることもできず、ただただ心配しています。
先日ニュースにチャイルドシートの安全性またチャイルドシートをつけないことの危険性を示した記事が出ていました。
警察庁によると、2012~16年に車の交通事故で亡くなった6歳未満の子どもは56人で、約7割の40人はチャイルドシートを使っていなかった。全ての死傷者に占める割合は、使っていた場合に比べて7.9倍高かった。
警察庁は重傷を負ったり亡くなったりした子どものうち、チャイルドシートを使っていなかった計199人がどんな状態で車に乗っていたかを調査した。シートベルトを締めずに座っていたのが29%と最も多かった。23%が抱っこされ、18%は大人が使うシートベルトを締めていた。
運転者と子どもとの関係についても調べた。約7割が運転者の子どもで、2割近くは孫だった。警察庁は「身近な大人の意識次第で子どもの安全を守ることができる」と指摘する。
【914(木) 1614配信 朝日新聞デジタルより】
シートベルトやチャイルドシートが安全であることは間違いありません。
窮屈に感じて付けたくない気持ちを分かります。
しかし、つけずに事故を起こしたら後悔することは間違いありません。
仏教も全く同じことが言えると思います。
2500年前お釈迦様が悟りを開かれその教えを説かれました。この教えが2500年間受け継がれたということは、その教えに間違いがないことを示しています。
この仏教の教えを私たちは、よりよく人生が生きるために必ず身につけなくてはいけないはずなのに、窮屈に感じたり、ついつい面倒くさがって目の前の楽しさを追い求めてしまいがちです。
シートベルトをすれば安全だとわかっているのに、ついついめんどくさがってつけないで運転してしまう。
この2つの共通点は、
いざという時に大きな差になってくる
ということです。
仏教の教えを守り生活することは多少窮屈に感じるかもしれませんが、人生の中で迷ったり大きな苦しみを味わった時必ず私たちを救ってくれるはずです。
教えを学ばずに、その日の喜びだけを追い求めてしまったら、本当の苦しみに直面したときに対応できず、苦しみを膨らませてしまうかもしれません。
シートベルトも、つけなければ窮屈に感じることなく運転をすることができるかもしれませんが、もしも事故が起こってしまったら、大きな怪我、または命すら落としてしまう可能性があります。
チャイルドシートやシートベルトの記事を読んだとき、
シートベルトも仏教の教えもしっかりと肌身離さず身につけることが大切なのだと改めて感じました。
- 関連記事
-
- 2週間の研修が終わりました。 (2017/10/10)
- 足元を見ること そして 感謝すること (2017/10/08)
- シートベルトと仏教の教え (2017/10/06)
- カーナビの道なき道から考えること (2017/10/05)
- 形が大切なのか、心が大切なのか (2017/10/04)