台風一過の青空に学ぶこと

台風が過ぎ去り、晴天に恵まれました。
空は雲一つない良い天気。
仏教では私達が生まれたときから頂いている「調った心」を「雲一つない青空」に例えることがあります。
きれいさっぱりとした青空の下ですと、前日の強風で落ちた葉っぱを掃除していても気持ちがいいものです。

以前、雲一つない青空をオートフォーカス(自動的にピント調節をする)カメラで撮影しようとしてもピントを合わすことが難しいことを
「何も比較するものがない青1色の青空を撮影することはオートフォーカスでは難しいようです・・・」
と、ブログで紹介しました。※当時の記事はこちらです。
仏教では、「ありのまま」に見ること、感じることを大切にします。
そして、何かと比較したり、比べたりすることを否定します。
しかし、比較して観察することは実生活の中で大変有効的なことであり手放すことは難しいことも現実です。
雲一つない青空を写真に収めようとするとき、青空だけを撮影することは難しいのですが、雲などと一緒に撮影するときれいな写真が撮影できます。
同様に、お寺と一緒に撮影しても綺麗な青空を写すことができます。

この写真はお寺が入ることによって青空を見出すことができています。
これは、お寺や仏教の教えが、見失ってしまった「雲一つない青空のような調った心」を見出してくれることを教えてくれている気がします。
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