新たな仲間と布施の心

東光寺(静岡市清水区横砂)で行われた夏休み子供坐禅会では参加してくれた方に東光寺特製の「坐禅手帳」を配布しています。
坐禅手帳には
・お経
・坐禅の説明
・お寺についての説明
が書いてあります。しかし、手帳の大半はなんと「白紙」のページが占めています。
この白紙のページには参加してくれた方々が毎日配られる「仏教豆知識シール」を貼り、日付のハンコを押します。そして、好きな「こまめハンコ」を押すのです。
夏の子供坐禅会が終了し、最近は秋の涼しさを感じるようになってきました。

秋を感じるようになった頃、新しいハンコが届きました。
さっそく押してみました。

楽しい・・・

これまでのハンコと合わせると全部で15種類となりました。
ハンコになっている東光寺未確認キャラクターの「こまめ」は妻が豆知識シール用に書いたものですが、どのこまめをハンコにするか決定できるのは選ばれた子供坐禅会参加者です。
全部で20ページある白紙のページを全て使い終わった方、つまり坐禅手帳を1冊使い終わった方に好きなこまめを選んでもらっています。
以前は、1冊坐禅手帳を使い終わるとご褒美にお菓子をあげたり、仏教聖典をあげていたこともあります。
しかし、最近は好きな「こまめ」を選ぶことがご褒美になっています。
これまででしたら「お菓子」や「仏教聖典」など何かしたご褒美を自分が受け取ることができていましたが、今は何も受け取れません。ハンコが完成しても、そのハンコをもらうことも優先的に使うこともできません。
ただ選ぶだけです・・・
選んでも自分専用としては使えない・・・
誰かが、使うかもしれないもの選ぶ・・・
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ハンコを選ぶことで「誰かのために選ぶ」心を持ってもらいたい、そして、このような体験を通して「自分のためではなく、誰かのために」何かをすること、何かができることを感じていただければありがたく感じます。