客観的な評価 【妻は話を何も覚えていなかった・・・】
東光寺(静岡市清水区横砂)の境内には袖師保育園があります。
年中組と年長組の園児たちは毎月お寺の本堂に坐禅体験にやってきます。
今月も一生懸命坐禅に取り組む姿勢を見せてくれました。

園児の坐禅体験は
・坐禅(2回)
・お参り
・法話
・お茶
と進んでいきます。
坐禅やお参り、お茶はいつも同じ動きです。
しかし、せっかくお寺に来てくれているので法話は毎月異なる話をするようにしています。
今回は「みんなの中に仏様の心があるんだよ」ということを伝えるべく準備をしました。
普段の生活の中で仏様の心に気がつくことはなかなかできません。
存在することも知らないことがあります。

と、いうことを体感してもらいたと考えて普段は手渡しするシールを事前に座布団の下に隠しておきました。
坐禅が終わり園児に
「シールはみんなの近くにあるよ!」
と伝えると、園児達は一生懸命に探します。

そして、シールを見つけるとうれしそうに「あった、あった!!」と笑顔になります。
そこで、
シールが座布団の下にあったことに気がついていた?気がつかないよね。
それと同じように、みんなの中には仏様と同じくらいきれいな心が生まれたときからあるんだよ。
座布団をめくったらシールが出てきたように、今日やった坐禅などの良い習慣を身につけて行くと自分の中のきれいな心に気がつくことができるよ!これから今日みたいに坐禅をがんばってね!!
と話しました。園児たちは「はーい!」ニコニコと聞いてくれていましたので、個人的には満足して坐禅体験を終了しました。
終了後しばらくしてから坐禅体験の手伝いや写真撮影をしてくれていた妻に
「今日の話しの内容はどうだった? 子供達に伝わったかな??」
と聞くと
「・・・」
「う~ん・・・」
「ごめん、何を話したか覚えていない!」
とのことでした・・・
私はふだん、法話など完成したときに思ったことを話してくれ妻に原稿を見てもらっています。
そして、話を聞いてもらい感想を教えてもらっていますが、今回は記憶にも残らないような自己満足の法話をしていることを教えていただきました・・・
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