冷暖自知

東光寺は静岡市清水区にあります。
以前は「清水市」と呼ばれていました。
そんな、地元の有名な行事に「巴川の灯ろう流し」があります。
地元の有名な行事なのですが、これまで様々な理由をつけて行ったことがありませんでした。
しかし、今回初めて灯ろう流しに行ってきました。
聞くのと見るのではここまで違いがあることに驚きました。
感じたこと、勉強になったことがたくさんありました。
先日、「白隠禅師250年遠諱 ゆかりの地を訪ねて」が開催されました。
この巡拝は、白隠禅師の足跡を辿りながら生誕地・ゆかりの地を巡拝し、その遺徳を偲ぶべく企画されたものです。
その際、会長挨拶で、
“「冷暖自知」と言われる通り、実際に自らの五感で白隠禅師の生き様と向き合うことは、書籍などで得た知識では及ばないものがあろうと思います。それぞれに白隠禅師の胸の鼓動を観じとっていただき、実りある研修会にできればと祈念申し上げます。”
との言葉をいただきました。
禅語に
冷暖自知 【れいだんじち】
という言葉があり、
水の冷暖は水を呑んで初めて自ら知ることができる。悟りは他からの説明によるものではなく、自得すべきものである。
という意味があります。知識での理解を超えた実体験の重要性を説いた言葉です。
今回の灯ろう流しも知識とは知っていました。
しかし実体験がありませんでした。
体験をすることで、様々な出会いがありました。
出会いとは出て会うこと!!に間違いはないことも学ぶことができました。
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