坐禅って痛いし厳しいですよね

私、普段は鉄製の鍋(フライパン!?)を使っています。
朝食ではみそ汁などの汁物やお粥作りに大活躍をしています。
この鍋、持ち手まで鉄製です。
そのため、かなりの重さがありますし、持ち手も熱くなります。

出来上がったみそ汁を器に移す際、重い上に手袋をして持つため微妙な力加減ができず、少しこぼしてしまうこともあります。

先日、手袋が見当たらず近くにあったタオルを使いました。
熱いです!!
短い時間なら、ぎりぎりで持っていられる熱さです。
しかし・・・
厚手の手袋よりも微妙な力加減が可能だったように感じました。
厚手の手袋だと手を守ることは簡単だが微妙な力加減ができず、少しこぼしてしまうことがある。しかし、鍋としてしっかりと役割を果たすことができる。
薄手のタオルだと手を守ることはできないが、微妙な力加減ができて、鍋としての機能を使い切れるのです。
そんなことを感じていました・・・・
東光寺(静岡市清水区横砂)では坐禅会を開催しています。
毎月第3土曜日の夜7時30分からの坐禅会
小学校の長期休暇(夏・冬・春)に行う子供坐禅会
喫茶店でのイス坐禅(友引喫茶)
など、様々な形の坐禅会を開催しています。
※詳しくは上記の名前をクリックしてください
そして、坐禅会に初めて参加される方によく言われるのが
「坐禅って厳しいですよね!?足が痛いのを我慢しなきゃいけないし、ちょっとでも動いたり寝たりしたら木の棒で殴られるんですよね!?」
といったようなことです・・・
しかし、東光寺の坐禅会は一般の方を対象にした坐禅会ですので決して そのような恐怖体験をしたりはしません。
身体と呼吸を調える体験をする場所ですので、ゆったりと座っていただくことを目指しています。
では、実際に僧侶として修行をする場所ではどうでしょう。私自身は立派な修行をしてきたとは決して言えませんが、やはり坐禅を含めて修行は厳しいものだったと思います。そのため、様々なことを感じることができたと思います。
この感覚は鉄製の鍋を使う感覚に似ている気がします。
厳しさよりも、ゆったりと呼吸を調える東光寺の坐禅会は、厳しい修行をされた方や、厳しさを求めたる方には物足りないかもしれません。
しかし、少しこぼしてしまうことがあるが、しっかりと役割を果たすことができる鍋と同様に、坐禅の姿を十分に感じることができると思います。
自分自身を使いこなすための厳しさを求める方は、厳しく指導してくださる坐禅会を御紹介いたしますので、ぜひお声かけください!
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