雨は天気が悪いのではない 流してくれるのだ

先日、ある和尚様が
「雨は天気が悪いのではない 悪いものを流してくれるのだ」
と話していたのが印象に残っています。
私は雨が降ると、傘をささないといけない、洗濯物が乾かない・・・などなど
「今日は天気が悪いな」
と感じてしまいます。しかし、人間にも動物にも植物にも、ありとあらゆる生物に雨が必要不可欠なものであることは間違いありません。
私のように目先のことにとらわれていると「今日は天気が悪い」と感じてしまいます。
「雨は天気が悪いのではない 悪いものを流してくれるのだ」
という考え方は、目先の都合にとらわれるのではなく、目の前に起こっている現象を素直に感じることができている考え方だと思いました。
「目の前に起こっていることを素直に感じること」
は、自分の都合を中心に生活をしてしまっていると非常に難しいことだと思います。
しかし、自分の都合を捨てることができる場所もあります。
それが、お寺や仏壇など仏様の前だと感じています。
手を合わせたとき、心が落ち着き、少し視界が広くなることを誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
その先にあるのが「目の前に起こっていることを素直に感じること」であり、「雨は天気が悪いのではない」と感じられる心につながっていくのだと思います。
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