平成29年 春休み子供坐禅会で感じた事 その2
選ばない 目の前のお菓 子がありがたい!!

私はケーキ屋さんで好きなケーキを選んで良いと言われたら
1位:チョコレートが使われたケーキ
2位:果物が使われたケーキ
3位:チーズが使われたケーキ
とある程度、これまでの経験から生まれた私の中での順位をもとに、その時に食べたいものを選びます。
大変申し訳ないのですが、「モンブラン」のようなケーキを選ぶことは今までありませんでした。
東光寺(静岡市清水区横砂)の子供坐禅会では、坐禅や読経が終わった後にお茶を飲んだり簡単なお菓子を食べる茶礼【されい】があります。
お菓子は毎日変化をしていくのですが、全員に同じ物が用意できる日ばかりではありません。
お盆にお菓子を並べて運んでいくと、子供達は
「あれがいい、これがいい」
と悩み始めます。しかし、せっかく坐禅会に参加して臨済宗妙心寺派の生活信条にある
1日1度は静かに坐って身体と呼吸と心を調えましょう
を実践し、心が調うこととで「こだわらない心」、が育まれているのに、「あれがいい、これがいい」と悩むのはもったえないことです。
そのため、
「お菓子をお盆に乗せて運んできてくれるので、一番近くにある取りやすいものを取ってください。せっかく坐禅会に来ているので、あれがいい、これがいいと悩むのではなく、一番近くにあったお菓子と縁があるのだから、それをいただいてください。そして、そのお菓子をありがたいと感じながら食べることが大切です」
と話します。
すると、半分くらいの参加者は選ぶことなくお菓子を取るようになります。中には
「選ばない、選ばない」
と独り言を言いながらお菓子を取る子供もいて、かわいらしい姿を見せてくれます。
今回、17日間の開催となった東光寺の春休み子供坐禅会が終わった日、坐禅会を手伝ってくれた妻をねぎらうべく、子供2人を連れて近くのお店へケーキを買いに行きました。
坐禅会に休まず参加した子供に
「自分の好きなケーキ1つと、お母さんに1つケーキを選んで」
と頼むと2人の子供は、
「私が選びたい!」
とケンカを始めます。そこで、
「じゃあ、どっちかはお父さんのケーキを選んで」
と頼むとケンカはやめてくれました。自分で好きなケーキを選ぼうと考えていた私ですが、子供坐禅会で
「あれがいい、これがいいと悩むのではなく、一番近くにあったお菓子と縁があるのだから、それをいただいてください。そして、そのお菓子をありがたいと感じながら食べることが大切です」
と話していたので、子供に一任します。すると子供からはあっさりと
「お父さんはモンブランね!」
と驚くほど短時間で決められてしまいました。

口には出しませんが
「モンブランか・・・こっちも美味しそうだぞ、こっちには濃厚なチョコレートがかかっているものある・・・」
と考えてしまいました。
坐禅会に参加する子供達には
「選ばない!」
と言っていたにも関わらず、自分が迷っていることに気が付き、恥ずかしい気持ちにもなりました。
帰宅後、本当においしいモンブランケーキを食べながら、まだまだ「こだわらない心」にはいたらない生活をしていることを反省しました。

私はケーキ屋さんで好きなケーキを選んで良いと言われたら
1位:チョコレートが使われたケーキ
2位:果物が使われたケーキ
3位:チーズが使われたケーキ
とある程度、これまでの経験から生まれた私の中での順位をもとに、その時に食べたいものを選びます。
大変申し訳ないのですが、「モンブラン」のようなケーキを選ぶことは今までありませんでした。
東光寺(静岡市清水区横砂)の子供坐禅会では、坐禅や読経が終わった後にお茶を飲んだり簡単なお菓子を食べる茶礼【されい】があります。
お菓子は毎日変化をしていくのですが、全員に同じ物が用意できる日ばかりではありません。
お盆にお菓子を並べて運んでいくと、子供達は
「あれがいい、これがいい」
と悩み始めます。しかし、せっかく坐禅会に参加して臨済宗妙心寺派の生活信条にある
1日1度は静かに坐って身体と呼吸と心を調えましょう
を実践し、心が調うこととで「こだわらない心」、が育まれているのに、「あれがいい、これがいい」と悩むのはもったえないことです。
そのため、
「お菓子をお盆に乗せて運んできてくれるので、一番近くにある取りやすいものを取ってください。せっかく坐禅会に来ているので、あれがいい、これがいいと悩むのではなく、一番近くにあったお菓子と縁があるのだから、それをいただいてください。そして、そのお菓子をありがたいと感じながら食べることが大切です」
と話します。
すると、半分くらいの参加者は選ぶことなくお菓子を取るようになります。中には
「選ばない、選ばない」
と独り言を言いながらお菓子を取る子供もいて、かわいらしい姿を見せてくれます。
今回、17日間の開催となった東光寺の春休み子供坐禅会が終わった日、坐禅会を手伝ってくれた妻をねぎらうべく、子供2人を連れて近くのお店へケーキを買いに行きました。
坐禅会に休まず参加した子供に
「自分の好きなケーキ1つと、お母さんに1つケーキを選んで」
と頼むと2人の子供は、
「私が選びたい!」
とケンカを始めます。そこで、
「じゃあ、どっちかはお父さんのケーキを選んで」
と頼むとケンカはやめてくれました。自分で好きなケーキを選ぼうと考えていた私ですが、子供坐禅会で
「あれがいい、これがいいと悩むのではなく、一番近くにあったお菓子と縁があるのだから、それをいただいてください。そして、そのお菓子をありがたいと感じながら食べることが大切です」
と話していたので、子供に一任します。すると子供からはあっさりと
「お父さんはモンブランね!」
と驚くほど短時間で決められてしまいました。

口には出しませんが
「モンブランか・・・こっちも美味しそうだぞ、こっちには濃厚なチョコレートがかかっているものある・・・」
と考えてしまいました。
坐禅会に参加する子供達には
「選ばない!」
と言っていたにも関わらず、自分が迷っていることに気が付き、恥ずかしい気持ちにもなりました。
帰宅後、本当においしいモンブランケーキを食べながら、まだまだ「こだわらない心」にはいたらない生活をしていることを反省しました。
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