津波の浸水と致死率 【東日本大震災 7回忌 福島にて感じたこと その2】
平成29年3月9日・10日に福島県のいわき市で開催された「平和・復興のいのり」でお参りをさせていただきました。
2日間のお参りで、多くのことを感じることができました。
※法要やお参りの様子を紹介した記事はこちらです。
いくつも印象的な出来事がありましたが、今回紹介させていただくのは震災関係の展示物の中にあった一枚の看板です。

津波による浸水と死亡率
と書かれた看板には衝撃的な言葉が書いてありました。
浸水が100cm(1m)を超えると計算上の死亡率が100%なのです。
テレビで「1mの津波」と言われても私は恐怖心を持たずに見てしまっていました。
1mの波 と 1mの津波 を同じようにとらえてしまっているのです。
しかし、そこには大きな違いが存在するのです。
しかもこの数字は

東日本大震災の被害実態などから、陸地に浸水した津波の高さに応じた内閣府の死亡率分析
という実体験をもとにした数字だったので、さらに現実的な怖さを見せつけられた気がします。
海抜4mの場所に存在する東光寺(静岡市清水区横砂)でも東日本大震災の津波の被害を目の当たりにし、少し離れた場所にある観音山(東光寺の墓地はこの山にあります)の整備を進めています。
まずは人が登りやすいように道を整備し、海抜25m付近に竹やぶを伐採しある程度の人数が集まれる場所を多くの方の御協力によって作ることができています。
しかし、整備に完成はありません。

この看板を見ていた和尚様が
「道を作っても誰かが足を痛めたりし止まってしまったら、後ろの人が詰まってしまう。どこからでも登れるようにしなくては」
とおっしゃったのが印象的です。
観音山も道ができたと安心するのではなく、少しでも多くの人がどこからでも登っていけるように整備を進めていきたいと感じました。
また、そこに山があるだけでは「いざとなったら観音山」という発想にはなりません。
存在を認知してもらい、いざという時には活用してもらう。
昔のお寺がそのような存在であったように、お寺も観音山も「何かあったら、あそこに行けば大丈夫」と感じていただける活動を日々続けていこうと気持ちを新たにしました。
・知ってもらう
・使う
・一緒に整備する
・習慣にする
やらなくていけないことはたくさんありますが、一歩一歩確かに歩みだしていこうと考えています。
2日間のお参りで、多くのことを感じることができました。
※法要やお参りの様子を紹介した記事はこちらです。
いくつも印象的な出来事がありましたが、今回紹介させていただくのは震災関係の展示物の中にあった一枚の看板です。

津波による浸水と死亡率
と書かれた看板には衝撃的な言葉が書いてありました。
浸水が100cm(1m)を超えると計算上の死亡率が100%なのです。
テレビで「1mの津波」と言われても私は恐怖心を持たずに見てしまっていました。
1mの波 と 1mの津波 を同じようにとらえてしまっているのです。
しかし、そこには大きな違いが存在するのです。
しかもこの数字は

東日本大震災の被害実態などから、陸地に浸水した津波の高さに応じた内閣府の死亡率分析
という実体験をもとにした数字だったので、さらに現実的な怖さを見せつけられた気がします。
海抜4mの場所に存在する東光寺(静岡市清水区横砂)でも東日本大震災の津波の被害を目の当たりにし、少し離れた場所にある観音山(東光寺の墓地はこの山にあります)の整備を進めています。
まずは人が登りやすいように道を整備し、海抜25m付近に竹やぶを伐採しある程度の人数が集まれる場所を多くの方の御協力によって作ることができています。
しかし、整備に完成はありません。

この看板を見ていた和尚様が
「道を作っても誰かが足を痛めたりし止まってしまったら、後ろの人が詰まってしまう。どこからでも登れるようにしなくては」
とおっしゃったのが印象的です。
観音山も道ができたと安心するのではなく、少しでも多くの人がどこからでも登っていけるように整備を進めていきたいと感じました。
また、そこに山があるだけでは「いざとなったら観音山」という発想にはなりません。
存在を認知してもらい、いざという時には活用してもらう。
昔のお寺がそのような存在であったように、お寺も観音山も「何かあったら、あそこに行けば大丈夫」と感じていただける活動を日々続けていこうと気持ちを新たにしました。
・知ってもらう
・使う
・一緒に整備する
・習慣にする
やらなくていけないことはたくさんありますが、一歩一歩確かに歩みだしていこうと考えています。
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