坐禅と座禅 【 ざぜん と ざぜん 】
「ざぜん」と聞くと、皆様はどのような漢字を思い出すでしょうか。
「坐禅」でしょうか?

「座禅」でようか??

違いは
「坐」と

「座」です。

「广:まだれ」が付いているのか、いないのか。

もともと、人がすわる姿を感じにしたのが
「坐」です。

ここに、建物の屋根などを意味する「广:まだれ」が付けられたのが

「座」という字なのです。

すわるという動作を意味する「坐」に対して、
すわった人に屋根が付いているので、「座」はすわる場所を意味することになります。
「ざぜん」は、すわるという行為が大切ですので漢字であらわすならば「坐禅」が正しいことになります。
しかし、「ざぜん」をお寺関係者以外が漢字で書くと「座禅」と書きます。
一説によれば「坐」は常用漢字ではなく、「座」は常用漢字なので、「座禅」が広く浸透しているとのことです。
でもせっかくなら皆様にも「坐禅」を使っていただければと願っています。
・・・あれ??
・・・・あれれ???
「でも、東光寺のホームページやこのブログに座禅って書いてあるよ!」
という鋭い声もあるかもしれません!!
・・・その通りです!!
「なぜ??あえてでしょうか??」
・・・その通りです!!!
チラシやパンフレット、坐禅手帳などの印刷物は必ず「坐禅」を使用しますが、インターネット上に掲載する場合は、あえて「坐禅」と「座禅」を両方使うようにしています。
それは、座禅の方が検索されやすいと考えたためです。
私は一般の方にお寺に来てほしい、親しんでもらいたいと考えてホームページやブログをしています。
ですから、漢字にこだわり過ぎて検索されにくいより、「座禅」という漢字を使って多くの方の目にとまる可能性が少しでも上がるのならば、それでも良いのかな!?
と考えて「座禅」も使っています・・・
「ざぜんかい」は、屋根のある場所で坐るので、「座・坐禅会」なんて名前も面白いかなと勝手に考えていました・・・・
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