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座る余地 まだ涅槃図の 中にあり 

精神科医であり俳人でもある平畑静塔の





座る余地 まだ涅槃図の 中にあり 





という言葉を知りました。





とても、すごい言葉だと感じます。





「涅槃図」と言えば、どうしても亡くなったお釈迦様が主人公のように感じます。





しかしこの平畑静塔の言葉は、涅槃図と涅槃図を見ている自分自身が決して対立するものではなく、一体となるべきものなのだと教えてくれています。



涅槃図を見ている自分自身が主人公なのです!




「主人公」とはもともと禅の言葉(禅語)であり




 人々が本来持っている仏性、自分自身の中にある仏さまの様な素晴らしい心




という意味があります。





500涅槃図と主人公1

拝むだけでなく、




500涅槃図と主人公2

拝むと同時に、




500涅槃図と主人公3

拝まれている






そのことを体験したからこそ、





座る余地 まだ涅槃図の 中にあり





と涅槃図を見ている姿を表現できたのだと感じます。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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