涅槃図が伝えてくれていること

東光寺未確認キャラ「こまめ」で描く涅槃図
※絵をクリックすると大きなサイズでご覧いただけます。
2月15日にお寺へ行かれた方は涅槃会【ねはんえ】の法要と出会うことができたのではないでしょうか。
涅槃会とは、お釈迦さまが入滅なされた日、つまり亡くなった2月15日に行う法要です。
しかし、実は涅槃という言葉には 「煩悩(ぼんのう)の火が吹き消された安らぎの状態」という意味もあり、お釈迦様に感謝し御参りをすることにより心の安らぎを感じる法要とも言えます。
この涅槃会の法要の際はお釈迦様が亡くなられた時の様子を描いた涅槃図をかけて法要を行います。
東光寺(静岡市清水区横砂)でも涅槃会の法要の際には涅槃図をかけますので、私も近くで見たことがあります。
しかし、以前の私(幼少期)は涅槃図を見ても
「なんだか たくさん 書いてあるな~」
程度にしか見ていませんでした。
その後、僧侶として涅槃図を見ると
「何かを伝えようとしている」
と感じるようになりました。
しかし、私には
絵を理解する
絵から感じる
といった能力が本当にありません。自分自身が驚くほどありません。
ですから、どんなに絵を眺めていても込められた想いを感じることができません。
何かを伝えようとしているのですが、「何か」が分からないのです。・・・・情けない。
そこで、涅槃図について調べて見ることにしました。
すると、一枚の絵の中に込められた本当に多くの教えが詰まっていることを知ることができました。
そこで、東光寺のイラストレーターである妻に依頼をし
子供坐禅会で配布している仏教豆知識シールで使うことができ、子供達に親しんでもらうことができるような絵を書いてもらいました。
※仏教豆知識シールについてはこちらをご覧ください。

お釈迦様

阿難【アナンダ】
などなど、多くのものを描いてもらいました。
描いてもらったものを一枚の絵にしたのが、この絵です。

これらの絵を使って春休みの子供坐禅会では涅槃図が何を伝えてくれているのか、毎日少しずつ話していきたいと思います。
- 関連記事