至道無難、唯嫌揀択【しいどうぶなん ゆいけんけんじゃく】

困っている人がいるとします。
何とか助けたいと考えても、自分には何もできないと感じると

・・・・ついつい困っている人の依頼を断ってしまうこともあるかと思います。

「両手で持てる器に大きなものを入れて来い」
と言われると、あれやこれやと悩んでしまいがちです。
器の大きさに合わせて何かを入れるのか!?
器の上に何か大きなものを乗せるのか!?

しかし、考え方を少し変化させると
器に水を入れれば・・・
月でも太陽でも入れることができます。
禅の言葉に
至道無難、唯嫌揀択 【しいどうぶなん ゆいけんけんじゃく】
という
「究極の道(悟り)は難しいことではない、ただ選り好みすることを嫌う」ことを意味する言葉があります。
あれや これや と悩む必要などないのです。
ただ迷うことなく、今、自分にできることを精一杯することが大切なのだと教えてくれているように感じます。
困っている人がいたら、まずは手を差し出す
そんな行動が自然にできるようになりたいと常々感じています・・・
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