因幡の白兎と御土産

これは、ウサギの形のチョコレートです。

草団子です。
実は2つのお菓子とも「因幡の白兎」を元にしたお菓子です。

因幡の白兎だから、白いウサギの形のチョコレート。

因幡の白兎で、皮を剥かれたウサギを、ガマの帆を使って助けた神様にちなんだ、きなこがまぶされた御餅。
同じ物語を元にしているのに、完成したお菓子は似ても似つかない。
非常に興味深いと感じます。
禅の教えは
不立文字【ふりゅうもんじ】
といって文字や言葉で表すことが難しいと言われます。
ですから、禅の教えを伝えようとすると、様々な例話が出てくるのです。
しかし、様々な例話が出てきたからと言って、どちらかが正解でどちらかが間違いと言うわけでもありません。
両方とも正解のときも、もちろんあるのです。
因幡の白兎をお菓子で伝えよとしたら、チョコレートにも草団子にもなる。
しかし、どちらもおいしいので・・・・

チョコレートを撮影しようとしても

草団子を撮影しようとしても
どちらのお菓子も奪おうとしようとしています・・・・
どちらのお菓子も美味しく、正解と言うことです!
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